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平滑面=歯のつるつるした面
にできるムシ歯は進行が遅く
一年に約0.1mmといわれます
つまり1mmの深さのムシ歯に育つには
10年の月日がかかるということです
そのいっぽうで
歯の咬合面=噛む面にある
小窩裂溝=小さな穴や溝
にできるムシ歯は
進行が驚くほど早いものです
歯の発生時(=ママのおなかのなかで
歯の形ができて
だんだん大きくなってくる時)
の理由から
赤ちゃんの時
骨の中で歯が発生してゆくとき
だんだんとんがった山(咬頭)が高くなっていきます
同時に歯の溝はだんだん深くなってゆきます
歯の切断面の写真を見るとわかるように
噛む面から見て単に筋にしか見えない溝も
歯を輪切りにしてみると
深くまで溝が切れ込んでいることがわかります
つまり
ムシ歯菌から見れば大きな穴なのです
ムシ歯は最初
歯の溝の最深部から始まり
噛む面から見て薄黒く見える頃には
おおきな虫歯になってしまっており
治療では
たくさんの歯質を取り除いてゆかなければなりません
フィッシャーシーラントは
歯が生えてきて
噛む面があらわれてきたらすぐに
接着性の樹脂=コンポジットレジン
を用いて溝を塞いでしまうことにより
一番被害の大きい歯の噛む面のムシ歯を予防します